潰瘍性大腸炎のカイロプラクターのブログ

主に潰瘍性大腸炎の事、健康の事、カイロプラクティックの事を書いています。

腰痛について(椎間板ヘルニア)

今回は腰痛の椎間板ヘルニアについて書かせていただきます。椎間板ヘルニアは20代~50代のいわゆる生産年齢層に良く起こるといわれています。酷い場合には重い神経症状(痺れ、灼熱感、冷感)が出る場合もあります。
一般的には最初は腰痛を生じ、1~2週間後に片方の下肢に痛みが出現していきます。咳やくしゃみ、排便時に気張るときに痛みが出ること。活動時間が長くなるほど痛みが増強していくことが多く、安静で軽快します。


病因(病気の原因)として椎間板の変性があります。
椎間板は生後~20歳まで血液から栄養を送られてきます。しかし20歳を過ぎると血液からの栄養が送られなくなり、体液を交換し栄養を維持しています。そうなると椎間板の水分が保持できなくなり椎間板に亀裂が生じてきます。そうなると椎間板がどんどん潰れたり、変形していき、椎間板の中にある、髄核というゲル状の物質が飛び出してしまい、神経を圧迫し痛みなどの症状として出てくるということになります。


そうなる原因として不良姿勢にあります。下の図は姿勢により椎間板に圧力がどの位かかっているかというものです。立った状態を100としたら前かがみの姿勢が150、前かがみで重りを持っていると220という感じになってます。これを見ると立った姿勢(100)より、座った姿勢(140)の方が1、4倍負担がかかっていることが分かります。そして仰向け(25)で寝るのと横向き(75)で寝るのでは3倍も圧力が違うと分かります。


腰椎椎間板ヘルニアの判別方法の一つとして、立った状態で前屈したときに、腰痛と下肢に痛みが出るかどうかという判別方法があります。


手術以外で治す方法として急性期(発症から2週間以内)は安静にする必要があります。横向きで寝るか、膝の下にクッションやまくらなどを入れて膝を立てて寝ることが良いとされています。


2週間以上過ぎたら、腰痛体操やホットパックなどで腰を温めることが良いとされています。

The Load on Lumbar Disks in Different Positions of the Bodyより