潰瘍性大腸炎のカイロプラクターのブログ

主に潰瘍性大腸炎の事、健康の事、カイロプラクティックの事を書いています。

姿勢について

今回は姿勢について書かせて頂きます。


カイロプラクティックでは姿勢は重要な評価の一つとなっています。自分にとって楽な姿勢というのは良い姿勢というわけではありません。


むしろ悪い姿勢が習慣付けられている事の方が多いので《楽な姿勢=良い姿勢》とは限りません。


姿勢というのは人生を映し出す鏡の様なものです。


学生時代頬杖をついていたりしたとか、蛍光灯の電気が右の方にあったのか、左の方にあったのか、畳で座るときに右に横座りしていたか、左だったか、もしくはあぐらだったか、いすに座るときは足を組んでいたか、仕事で右で作業する事が多いか、左が多いのか、携帯電話を使用している姿勢などなど…こうした普段の癖や習慣が姿勢に表れます。


また、過去に怪我(捻挫や打撲、骨折など)をして、その部分は庇って動いていたりすると筋肉や筋膜にも負担がかかり姿勢に影響します。


他にもスポーツや趣味を行っている姿勢でも、現在の姿勢が形作られたりします。


つまり無意識のうちに今の姿勢が作られ、それが良い姿勢だとは限らないのです。


人間は二足歩行で重力に対して、かなり負荷がかかる生物であります。四足歩行の動物は重力に対して前足2つ、後ろ足2つと4ヶ所で負荷が分散されますが、二足歩行の動物は2つで重力を分散しなければならないのと直接的に全身に圧力がかかるので他の生物よりも負担は大きくなっています。なので、腰が痛くなったり、肩が凝ったりという事が出てきます。その負荷を最小限に抑えるには姿勢が重要になってきます。


良い姿勢というのは重力に対して最小限のエネルギー消費になる姿勢が良い姿勢といわれています。では最小限のエネルギーになる姿勢というのはどういった姿勢なのでしょうか?


それは重心がポイントになってきます。図のような重心線が最も消費エネルギーが少ない姿勢だといわれています。重心から外れれば外れるほど身体の負担が大きくなり、筋肉の緊張が持続的に生まれ、腰痛や肩こりなどの痛みが出てきてしまうのです。