潰瘍性大腸炎のカイロプラクターのブログ

主に潰瘍性大腸炎の事、健康の事、カイロプラクティックの事を書いています。

姿勢について(肩こりになりやすい姿勢)

今回は肩こりになりやすい姿勢について書かせていただきます。


現代社会で最も悩まされる身体の状態のものの一つとして肩こりがあります。


肩こりは首から背中の上部、肩や上腕に関わる筋肉の鈍い痛みや圧迫感、違和感、不快感をひとくくりにして肩こりといいます。


肩こりの原因は何十種類と様々ありますが、多くは同じ姿勢、眼精疲労、運動不足、ストレスが要因となることが多くなっています。


今回は同じ姿勢が原因の肩こりについてお話させて頂きます。


そもそも何故同じ姿勢だと肩こりになってしまうのでしょうか?


それは決まった筋肉が常に緊張状態にあることが原因となります。


筋肉が常に緊張状態にあると、血流が低下してしまいます。


血流が低下すると、栄養成分や新鮮な酸素が行き渡らなくなり更に血流が悪化してしまうという悪循環になります。


そうなるとその筋肉は疲れやすくなり、身体がだるさや痛みというサインを出す事により、肩こりという事になります。


では肩こりになりやすい姿勢というのはどういうものでしょうか?


現代社会は、デスクワークであったり椅子に座って作業する時間が大半を占めている人が多く存在しています。


椅子に座って作業する姿勢に問題が出てきてしまうのです。


下のイラストでもあるように多くの方がこのような姿勢をされているでしょう。


この姿勢はアッパークロスシンドローム(上位交差症候群)といわれる物で胸筋の緊張と後頸部(後ろの首)の緊張がしやすく、背筋と前頸部(前の首)の筋肉が弱くなりやすい姿勢になっているというものです。


筋肉は綱引きの様なもので、前の胸筋が緊張が強ければ、背筋が弱くなったり、前頸部筋が弱くなったり、前後にある筋肉や上下にある筋肉との関連性により決まってきます。


アッパークロスシンドロームの姿勢ですと巻き型になり胸筋が縮んでしまい緊張が強くなります。


それの影響もあり、頚部が前に移動してしまいます。


頭というのは体重の10%程の重さがあるといわれており、体重60kgの人は頭部の重さは6kgとなります。


姿勢について1で説明したように良い姿勢というのは重心線に近ければ近いほど身体のエネルギー消費が減り良いとされています。


なので頭が前に行けば行くほど、体重の10%の重さを支える筋肉が余計に働かなければいけません。


その頭を支えているのが後頚部の筋肉となります。


なのでアッパークロスシンドロームの姿勢が続けば続くほど後頚部への負担がどんどん蓄積され、最終的に痛みや重だるさのような信号が身体から出るということになります。


簡単な検査法として壁に背中をつけ立ち首が壁につかないようであればこの姿勢の可能性がかなり高いです。